「鳥になるための七ツの方法」

……えと、なんと申しますか、その、
「なんか、こういう感じの色合いで、こういう構図のCGを作りたいなぁ」
という欲求がフツフツと湧き上がり、勢いだけで一気に仕上げたCGです。

息が切れることなく仕上げた自分にびっくり。
人間、勢いって大切ですね(^-^)
その分、明確な主題をもたなかったので、なにかフワフワした感じになりましたけれど。

ちなみに、上に書いた「こんな風な色合い」というのは、夕暮れのオレンジ色のこと。ケロQさん(ゲームメーカー)の作品を紹介したCGが雑誌に載っており、そのあまりの美しさに感動したのが、このCGのキッカケだったりします。
……今度、買おうっと、ケロQさんのゲーム(^^)

「こういう構図」の方は、屋上の手すりの向こう側でブラブラしている女の子を描いてみたい、という軽度な異常系のシチュエーション。色合いと構図が決まったとたん、なぜか、タイトルとコピーが浮かんできて、上のような出来になりました。
なんか、ポスターというか、告知みたいに見えると嬉しいです。

えーと、背景となっているお話は、以下のようなもの。
CGを仕上げた後に思いついた話ですけれども。


始まりは、一人の少女の飛び降り自殺だった。
場所は和歌山県のある町。
学校・家庭環境共に問題はなく、自殺に結びつくような動機は見当たらなかった。警察は発作的な自殺と判断。この件は、そのまま遺族の悲しみと共に、忘れ去られるはずであった。
これが「始まり」であったと認定されるようになったのは、その後、一年間で562名にも上る、少年少女による同様の自殺が続いたことによる。自殺方法は全て、学校の屋上からの墜死。
自殺をした者に共通することは、いずれも明確な動機を持っていなかったこと。むしろ、多くは恵まれた環境にあり、性格的傾向にも問題は見受けられなかった。
そしてもう一つ。
その近辺から、既知のいかなる鳥類とも一致しないDNAを持つ羽毛が検出されたことである。

僕にとって、それらの事件は、他人事であった。
放課後、屋上の柵の向こうを平然と歩く同級生の姿を見るまでは。
駆け寄ろうとする僕を、彼女は静かな動きで制した。
自殺をするわけではない、と。
それならいったい、と言うボクの前で、少女は上履きを持った手を翼のように広げて答えた。
「待っているの。鳥になれる風がくるのを」


電波さんな女の子を登場させたり、背景に、地球を捨て宇宙に到達するための人類の進化などを絡ませると、それなりなお話になりそう。
誰か、書いてくれないかなぁ、そういうお話(^^)

2004/03/05 紅茶男