「姉妹隷記 −部屋−」

- mini novel -

洗浄という名の凌辱が終わり、わたしたちは改めて全身を隈なく清められました。

石鹸と洗髪剤の清潔な香りに包まれたわたしとあやねちゃんは、全裸のまま、初めて歩く廊下を、男の人たちと共に進みました。

服が与えられない事に反発するだけの気力もありませんでした。
絶え間ない性辱で全身を汚され、心までも犯されたわたしたち姉妹は、厚い金属製の扉の導く部屋へ逆らうことなく、足を踏み入れました。

そして、同時に驚きの息を漏らしました。

いままで見てきた、この性虐の檻の中にあるどの部屋とも異なる内装が、そこには施されていました。

 

優しい色使いの壁。
やわらかい照明。

もちろん、ここで行われることは、他の部屋でと何ら変わりがないことは、部屋の中央に数人が簡単に乗る事が出来る寝具が据えられていることから、すぐに察する事が出来ました。

しかし、それまでの、動物を棲まわせる檻としか呼べない部屋と異なり、人が住むに値するその空間の持つ温かさは、傷つけられ、削られてきたわたしたちの心にじわりと沁み込んできます。

浸みこんできてしまいます。

「最上級の性奴娼婦の部屋だ」
男の人の一人が、唇を歪めました。
「本来は、お前たち姉妹のように、ただ犯されるだけの精液処理奴隷とは違い、自ら望んで男の欲望に傅き、さらに自らが性奴隷としていられる環境を整えるために、進んで売春をする女にだけ仕様が許される部屋だ」

「わたしたちにも、そうなれ、ということですか」

濁りかけていたわたしの心が、一瞬で研がれました。
無駄な抵抗であると知りながらも、あやねちゃんの身体を抱き、男の人たちに鋭い瞳を向けます。

「いいや」
そう答えたのは、別の男の人でした。
「単に、そういう選択肢もある、というだけの話だよ」
その言葉に、わたしたちを囲んでいた男の人達が笑い声を上げました。

彼らがわたしとあやねちゃんを追い込もうとしているところ。
それが一瞬だけ垣間見えました。

逆に。

わたしたちが抵抗する目標が見えたような気もしました。
性の虜。
そこにさえ落ちなければ、わたしたちは、わたしたちでいることができます。

あやねちゃんの手がわたしの手を握りしめました。

「今日、この部屋を使わせるのは、姉妹の感動の再会というやつに相応しい場所を、と思ったからだよ」
男の人たちは、その言葉を残すと、踵を返しました。
「また明日からは、たっぷり楽しませてもらうからな。今日のところは、姉妹愛というやつに心行くまで浸ってくれよ」

扉が閉まりました。

人の気配が完全に消えます。

わたしとあやねちゃんだけの空間。

囚われてから片時も耐える事のなかった、犯される心配も、辱められる恐怖も、いまこの場所にはありません。

わたしとあやねちゃんは互いに視線を合わせ。

抱き合ったまま、安堵と共に眠りに落ちました。

 

 

- comment -

前回から、かなり間が空いてしまい、申し訳ありませんでした。

今回、Hシーンがなかったので、できれば、もう一枚、次の話と絡めてアップしようと思っていたのですが、ちと、私事でゴタゴタしているため、次の完成までさらに間が空きそうなので、繋ぎの意味で、この一枚を。

しかし……このCGから、新しいお絵描きソフトを使っているのですが、使いにくいというか、なんというか……うーむ。
前のソフトに戻したいところだけれども、あれ、Win7で使えるのかなぁ……

 

2012/01/15 紅茶男