「姉妹隷記 −底−」

- mini novel -

凌辱の宴の後に連れて行かれた「シャワー室」と呼ばれるその部屋は、中央部が水を抜いた小さなプールのような構造をしていました。
わたしはその掘られたところに下され、そして、両腕を頭の上で、さらに片足を掲げる格好で吊るされました。

 

しばらくの後、あやねちゃんが連れてこられました。
あやねちゃんもまた、わたしと同じように吊るされます。

あやねちゃん。
わたしの妹。

同じように凌辱されたあやねちゃんの身体は、同じように男の人の精液で汚されていました。
肌を獣臭のする白濁液が伝い、片足を上げることでさらけ出された秘所と後淫からは、中に吐き出された男液が溢れ、ふとももを伝います。

言葉は交わしません。
交わすことなどできません。

共に嬲られ、共に犯され、そしてその事実を互いの身体で見せつけられる。

その現実は、直視するにはあまりに凄惨なものでした。

あやねちゃんの拘束が終わると、部屋に男の人たちが入ってきました。
彼らはわたしたちのように、この窪みに降りず、周囲を取り囲みます。

 

なにが始まるのか。
なにをされるのか。

それがわからないわたしたちの耳に、一人の男の人が楽しそうに自分の股間に手をやりました。

「悪いな、待たせて。これから二人には姉妹仲良く休んでもらおうと思ったんだが……」
男の人の目がわたしとあやねちゃんの身体を舐めます。
「さすがにその恰好で寝かせるわけにもいかないからな。これからシャワーでさっぱりしてもらうよ」

反射的に辺りに目をやります。
シャワー設備は確かにありました。

ですが、納得できません。

なぜ、この位置なのか。
なぜ、この姿勢なのか。

そのわたしの疑問の一つは、最悪の形で答えられました。

周囲を取り囲んだ男の人たちは次々と自分の股間に手を宛がいました。
わたしを、そしてあやねちゃんを幾度となく犯したそれらは、さすがに満足しているのか、いつものように屹立してはいません。

いません、が。

その先端がわたしたちに向けられました。
腰がわずかに落とされます。

わたしと、あやねちゃんの目に、同時に理解の色が浮かびました。

 

なぜ、ここがシャワー室と呼ばれているのか。
なぜ、この場所が、男の人の腰よりも低い位置に全身が収められるように作られているのか。

どの男の人も残忍な笑みを浮かべています。
そして、その笑みが一層深まった時、一人が開始の言葉を口にしました。

「ほら、たっぷり浴びろよ」
と。

 

男の人達の放尿が始まりました。
四方から、いえ、全方向から、不気味な温かさと、かすかな臭気を持つ液体が、全身に浴びせかけられます。

少しでも逃れようと身を捩りますが、それは逃げ場など無いことを確認するための行為でしかありませんでした。
一人が終わると、その後ろに控えていた人が、それが幾度も絶え間なく繰り返されます。

性虐とは異なる、しかしまぎれもない凌辱に対して、わたしもあやねちゃんも、ただこの時が過ぎ去るのを待つことしかできません。

自分を犯した人達に、成すすべもなく排泄の的にされる。

肉体的な痛みはありません。
ですが、肌に当たる感触と、身体を流れていく液体の感覚は、心を容赦なく削っていきます。

一人であったら、叫んでいたかもしれません。
許しを、慈悲を乞うていたかもしれません。

ですが、いま、隣にはあやねちゃんがいます。
そのあやねちゃんが耐える姿が、わたしの心を最後までつなぎとめていました。

長かったのか、短かったのか。
最後の人たちが放尿を終えました。

 

「お、精液は全部落ちたみたいだな」
「ああ、かなり綺麗になったじゃないか」

男の人達の笑い声が耳に響きます。
それに対し、わたしもあやねちゃんを遠い世界のもののように聞いていました。

これで終わったのか。

あやねちゃんの呼吸は荒く、目は半ば虚ろになっていました。
これが最後であってくれ、と願うように。

頭の片隅に残された理性が状況を把握しようと努めます。
凌辱の日々に終わりはありませんが、それでも必ず区切りはあります。

シャワーが。
今度は本当の、お湯のシャワーが浴びせられました。
同時に液体の石鹸が身体に掛けられ、全ての痕跡を洗い流していきます。

これで、終わる。

あやねちゃんの目がそう呟いたように思えました。
しかし、繰り返された恥辱の日々が、警告を告げます。

安心はできない。
もう終わりだ、と思った後の凌辱こそが、心を堕とすために繰り返し使われてきた方法なのだから。

足音が響き、二人の男の人が降りてきました。

「ん、上々じゃないか」
「いやいや、外は奇麗になったが、まだ、洗ってねえ場所があるだろ」

二人の目が、わたしたち姉妹の股間に向けられました。

 

男の人たちの股間のものがそそり立っていました。

犯し、精液を吐き出し、そして先程までの悪夢のような「シャワー」を可能とするそれがわたしたちに向けられます。

あやねちゃんの目が恐怖と驚きをもって、それに向けられます。
わたしの目は諦めと絶望をもって、それに向けられます。

なぜ、このような格好を取らされているのか。
その残っていた疑問は、後ろに回り込んだ男の人たちが、猛り立ったものをわたしたちの中へと突き入れることで答えられました。

 

男の人たちが腰を振る度に、わたしの中が抉られます。
「悪ぃな、すぐにでも中を綺麗にしてやりたいんだが、かすみもあやねも、極上の精液便所だろ、入れたとなったら一発出さないと収まらなくからな。ま、射精が終わったら、すぐに注ぎ込んでやるから待っててくれよ」

男の人たちが、容赦なくわたしたち姉妹を犯します。
「身体の方は、もう立派な性奴隷だよな。ほら、乳首なんかきっちり立っているじゃないか」
男の人たちはわたしとあやねちゃんの乳房を掴むと、その先端同士をこすり合わせました。

あやうく、悲鳴とは異なる声が出そうになりました。

あやねちゃんの身体。
わたしを辱める男の人たちとは全く違うやわらかさと温かみを持ったその身体は、性辱の中であるにもかかわらず……いえ、性辱の中であるからこそ、これまでに感じたことのないものをわたしに与えてくれました。

その感覚をわたしは必死になって拒否しました。
あやねちゃんが与えてくれたのは、安らぎ、などという優しいものではありませんでした。

快楽。

そう呼ぶしかない、あまりにも甘く、あまりにも危険な感覚が胸の先端を通して伝わってきます。

男の人が咆哮と共に腰を押しつけました。
精液が流れ込んできますが、いまはそれが逆に救いとなりました。

犯されている、汚されている、気持良くなどない。
すがりつくように、その言葉を心の中で繰り返します。

あやねちゃんが苦しげな声を洩らしました。

妹にその辛さを与えた感覚は、一秒遅れでわたしの身体にも与えられました。
熱く爆ぜるような衝撃に続き、生暖かい液体が、大量にわたしの中に流し込まれました。

 

あやねちゃんの目には涙が浮かんでいました。
唇が震え、かすかな嗚咽が漏れます。

男の人のものが抜かれ、精液と尿がまじりあったものが、わたしたちからこぼれました。
すぐに、細いヘッドのついたシャワーの先端がさしこまれ、洗浄が行われます。

これも、終わりではありません。
次の男の人たちがわたしたちの後ろに陣取ります。

お尻に熱く、硬いものが宛がわれました。
そして、わたしとあやねちゃんの後穴への凌辱が始まりました。

 

あやねちゃんの苦しげな表情は、さらに深くなっていきます。

誰よりも強さを、誰よりも誇りを求めていたあやねちゃんにとって、男の人たちの、言う「牝便器」として扱われる今は、耐えがたいなどというものではない。
わたしは、あやねちゃんの苦しみをそう捉えていました。

ですが。

わたしを犯す男の人が、突然耳元で話し始めました。

「ほら、あやねの顔を見てみろよ、苦しそうだろう。あれは、いまケツ穴を犯されているからってだけじゃないんだぜ」
わたしの瞳の変化を見逃さなかった男の人は言葉を続けました。
「漏らしそう、なんだよ、あやねは」

 

わたしがここに吊るされている間に、あやねちゃんは、多量の水と、利尿剤を飲まされたそうです。

わたしの前で、辱められながら失禁する。
それがあやねちゃんにだけ課せられた責めであるそうです。

わたし以上の責めを、わたしに悟らせずに、一人で負った妹の苦しみを、わたしは、自分と同じ程度だとしか考えていませんでした。
恥ずかしさと、苦しみがわたしの胸にこみあげてきます。

「まあ、どんなに頑張っても、耐え切れるものじゃないからな。ほら、一緒に見物しようぜ、可愛いあやねのおもらしを」
お尻に獣棒を突き入れながら、男の人が笑います。
通常ならば、どれほど小声であろうとも、あやねちゃんの耳がいまの言葉を聞き洩らすはずがありません。
しかし、後穴を犯され、同時に失禁をこらえているという状況では、あやねちゃんもただ苦しみに抗い続けることしかできないようです。

あやねちゃんの苦しみが一秒毎に深まっていきます。

わたしは。

姉として。

あやねちゃんのために。

なにが。

できるのか

逃げようがない苦しみ。
抗いようのない悲しみ。

その中で、わたしができることは一つしかありません。

あやねちゃんの前に立ち続ける。

姉として、わたしはあやねちゃんよりも常に一歩先にその苦しみを浴び、そして後ろに続く妹に、少しでも歩み楽にさせる。
それが、この性虐の檻の中で、妹にできるただ一つのことです。

「…………………ください」
「ん?聞こえないなぁ」
わたしの言葉に、男の人が獣のような笑みを浮かべました。
この状況で、なにを、どう言葉にすればいいのか。
いままでの凌辱で教え込まれたものに従い、わたしは言葉を紡ぎました。

「わ、わたしに………………おもらしを…………させてください」

「ほう、かすみは、男達に見られる中、アナルレイプされ、ケツ中に精液と小便を注ぎ込まれながら、おもらしをしたいんだな」
男の人の言葉にわたしはうなずきました。
あやねちゃんが息を飲むのがわかります。
「それじゃあ、皆にちゃんと言えよ、どういう姿を見て欲しいのか」
その言葉に、わたしは、一度息を吸い、そして、皆に聞こえるように、なによりあやねちゃんに聞こえるように、自分を辱める言葉を口にしました。

「み……皆さんの前で、お尻を……お、犯され……そして、精液……と…………お、おしっこを……注ぎ込まれながら…………おもらしする姿を……見て…………欲しいです」

直後。
男の人たちの哄笑が部屋に響き渡りました。
その中で、あやねちゃんが、苦しげに、でも、どこか安心したように、わたしと同じ言葉を口にしました。

男の人達が群がってきます。
わたしとあやねちゃんを犯す男の人たちが腰の動きを早めました。

もうすぐ。
終わりがくる。

屈辱と絶望を迎えようというのに、わたしの心はそれに抗おうとはしません。

あやねちゃんと一瞬だけ視線が交錯しました。
言葉では交わしきれないものを、互いの瞳の中に読み取った瞬間、お尻の中で男の人の肉棒が爆ぜました。

数え切れないほど経験した尻中射精に続き、初めての感覚が身体の中に注ぎ込まれます。

次いで。
わたしのは下半身の力を抜きました。

 

あやねちゃんとわたしの股間から放たれた二筋の液体は、床を叩き、激しい音を立てました。

激しい雨のように。
光を閉ざす暗雲がもたらす雨のように。

 

 

-comment-

前回からかなり間が開いてしまいました。
申し訳ありません。

ご覧の通り、かなり長めで、CGも差分多めとなってしまいましたが、一応、ここがターニングポイントになるとこだったので……もうちょっと簡潔にまとめたかったなぁ。

あと、中身がかなりアレになってしまい、この手のものが苦手な人には、ごめんなざいです。
他の展開も考えたのですが、お話上、他に「いままでにはない過酷な責め」が思いつかなかったので、この流れとなりました。

ちなみに、紅茶男は、別にス○トロ好きではありません。
どちらかというと苦手な方です。

苦手ではあるのですだ、こう言う話は大丈夫で、なんというんでしょう、
「堪える女の子にはハァハァするが、出したものに興味はない」
という感じです。
……羞恥系好きだと思ってください。

お話はとりあえずの最後に向けて再開したわけですが、何分にも、僕個人の趣味嗜好による話であるため、人によっては行きすぎだったり、物足りなかったりする部分もあるかもしれませんが、お付き合いいただければ幸いです。
とりあえず、孕みエンドはありませんので、悪しからず。

それにしても……今回はひたすら一枚のCGからのバリエーション……いわゆる差分が多かったのですが、えらく苦労しました。
これなら、素直に、もう一枚作った方が楽だな、と思ったくらい。
よくエロゲなどで、「CG総数○○○枚」というのを見るたびに、
「……差分込みでしょ、それ」
と思っていたのですが、自分で作ってからその手の煽り文句を見ると、土下座したくなる気持ちに。

次は、差分なしのCGを作ることにします。

……それにしても、液体がうまく表現できなかったのが心残り。
やっぱり難しいなぁ。

 

2011/05/29 紅茶男