「姉妹隷記 −披露−」

- mini novel -

着替えを終えたわたしたちを迎えたのは、数え切れない程の男の人たちでした。

「会場」では、わたしとあやねちゃんが犯された時の映像が流されていました。

映像の中で、男の人たちの乱暴な責めにわたしたち姉妹がこぼす吐息。
ベッドの軋む音。
そして性欲処理具となったわたしたちの身体が絶え間なく上げる悲鳴。

大きな画面に対抗するように、大音量で流されたそれを、男の人たちの獣めいた歓声が圧しました。
その中を、わたしたち姉妹は進んでいきます。

中央に設けられたステージに、わたしとあやねちゃんは上がりました。
そして。

羽織っていたものを落としました。

 

わたしは、あやねちゃんの隷服をまとっていました。
あやねちゃんは、わたしの隷服をまとっていました。

わたしたちの後で流れる過去の映像。
それは、獣欲の贄の象徴であるこの姿のわたしたちの未来の姿でもあります。

居並ぶ男の人たちから卑猥な野次が飛びました。
幾十人の、いえ、それを上回る数の人たちが放つ言葉は、そのまま空気の振動となり、わたしたちの身体を包みます。

触れられていないこの状況で、視線と声で既にわたしとあやねちゃんは犯されていました。

わたしたちをここに連れてきた男の人が合図をしました。
そうです。
わたしは、この場所で、この姿で、あやねちゃんの前で、心を砕かれるような言葉を口にしなければなりません。

喉が乾いていきます。
空気すらも、舌に張り付いてしまうような錯覚に襲われます。

言葉はわたしの頭の中にちゃんとあります。
ですが。
それを口にすることなど。

「……皆さま、本日は、私の……あやねのためにお集まりいただきありがとうございます」

あやねちゃんの口から、言葉がこぼれました。

「ま、まだ、性奴隷として未熟であり、あ……姉である、かすみのようなご奉仕もうまくはできませんが……もっと、たくさん、皆さまに犯してもらい、精液を吐き出してもらうことで、かすみのように立派な奴隷になりたいと思っています」

屈辱、などという言葉では到底追いつくことのできない台詞。
目を伏せながらも、あやねちゃんは言葉を続けていきます。

「ど、どうか、今日は……いえ、これからもずっと皆さんの精液処理具としてあやねを調教し、犯し尽くしてください」

あやねちゃんの視線は伏せられたままでした。
力を込めて、指が握られています。

「ご、ご挨拶が遅れて申し訳ありません」

気付いた時には、わたしは唇を動かしていました。

あやねちゃんの後を追うために。
あたねちゃんのを一人で行かせないために。

それが、共に堕ちる道だとしても。

 

 

- comment -

前回からかなり間があきました……いや、どうにも原画が描けなかったんですよね(-_-;)
なんだったんだろう、あの日々わ。

とりあえず、いまでは普通に描けるようになった……と思います。

いまの感覚を忘れないように、はよ、次を作らんと……

 

2010/09/05 紅茶男