「かすみ隷記 -遊戯-」

- novel -

数日に一回。
きまぐれのように、わたしは男の人たちから「遊び」を命じられます。

不安定な姿勢を一定時間維持する。
その単純な規則に支配された「遊び」は、成功した場合、これ以降の陵辱の免除が、そして失敗した場合、さらなる恥辱が用意されています。

もちろん、成功などはありえません。
全ては、屈辱的な行為をわたしに加えるためです。

不安定な姿勢を取らされます。
それが通常の状態ならば、わたしは一昼夜を越したところで、それを辛いとも思いません。

しかし、いまここで、男の人達の嬲りものとなっているわたしに与えられる条件は苛酷です。

まず、拘束されます。

そして、身体のあらゆるところに淫具が仕込まれます。
細かい振動を生み出す機具を、胸の先端や、秘部のもっとも敏感なところに宛がわれます。
双穴の中にも押し込まれました。
さらに、男の人の性器を模したものも突き入れられます。

場所は小さな部屋です。
自分がどのような辱めを受けているのかわかるように、鏡が正面 に置かれ、耳をヘッドホンが塞ぎます。
聴覚の全てを、わたしが犯されているときの苦痛の声と、卑猥な男達の言葉、そして欲望が生み出す音が支配します。
鏡以外の場所は、ディスプレイで埋められ、そこにはわたしが男の人たちの性欲処理の対象として扱われてきた姿が映し出されます。

この状況で、姿勢を維持することなど、不可能です。
そして、そうであるが故に、この「遊び」は行なわれます。

苦痛と恥辱に満ちた「遊び」が始まりました。

 

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2006/08/20 紅茶男