「かすみ隷記 -絶望の朝-」

-novel-

朝が来ました。
心はまだ折れていません。

ですが、一方的に性欲の捌け口となることによる心への衝撃は、性体験のなかったわたしの想像など、軽く吹き飛ばすほど、深く、残酷なものでした。

男の人たちの性欲は尽きることがないようでした。
膣内に精液を吐き出し終えた後、他の人に犯されるわたしの姿に興奮し、次はお尻を貫いてきます。

精神と肉体は連動しています。
身体が犯されることに耐え切れなくなったわたしは、哀願の言葉を口にしていました。
わたしは、男の人たちの性奴隷になることを誓わされました。
口も、胸も、手も、媚唇もそして尻穴も、全てが男の人たちの性欲を処理するために存在するのだ、と。

もちろん、本心ではありません。
しかし、積み重ねられた嘘は、いずれ本当を押し潰すでしょう。

身体の全てを精液にまみれさせたわたしに、朝が来ました。
絶望へと続く朝が。

2003/10/18
2004/03/12 novel追加 紅茶男