「あやね隷記 -奉仕夜-」

- novel -

口唇で二回。
一度目は、口の中へ、二度目は顔へ。
更に、後ろからわたしを犯し、弛んだ腹を押し付けながら射精を行った男は、ベッドの上で大の字になった。

これで終わりか。

わずかながら抱いてしまった希望を見透かしたように下卑た笑いを浮かべると、男はわたしに上になるように命じた。

汚らわしい牡器を自ら導き入れ、そして腰を使う。
屈辱的なその指令に抗うことのできない現実を知らしめるかのように、男はもう一つの注文をつけた。。

「あ、そうだ。もちろん後ろでだよ」

排泄器官でそこを使っての奉仕は、単純な陵辱以上に心を刻む。
わたしの身体は単に性欲処理のためにしかないという事を、自らの行動で再認識しなければならない。

この男を性奉仕で満足させる。
それがこの夜を終わらせる唯一の手段。

心で何度もそう繰り返す。

獣のような男の卑棒を宛がい、わたしはお尻をゆっくりと降ろしていった。
憎しみしか感じない男を体内に迎え入れる。

これしか方法がない。
この夜を終わらせるため。

何度も繰り返す。

心が身体に捻じ伏せられる事から少しでも逃れるように。


 

- comment -

構図を決めるまでけっこう時間がかかったCGだったりします。
逆に絵が決まってからはサクサク進みました。

原画作りと、CG処理。
毎回、必ずどちらかで時間がかかるのですが、終わってみると掛かった時間は毎回同じなのはなんとも不思議……

 

2009/12/06 紅茶男