「あやね隷記 -よるのはじまり-」

- mini novel -

恋人のように愛し合おうよ。
冷笑することすらできない言葉と共に、男はわたしの身体を抱き寄せた。

耳元で囁かれる指示に従い、わたしはベッドに寝転がった男の上にまたがった。
互いの性器を互いの唇で愛撫しあう形になる。

「さあ、たっぷり楽しもうよ」

肌を接し、男に恥ずかしいところを預け、そしてその相手の快楽のために奉仕する。
一体、何を楽しめというのか。

だが、わたしの思いは、顔に出る前に凍りついた。

「昨日はよかったよなぁ、かすみちゃんのパイズリフェラ。
一発目は飲んでもらって、その次は顔にぶっかけて……」

男は下卑な笑いと共に、わたしの股間に顔を埋めた。
数えきれない程の男達に犯され、獣欲の捌け口とされてきた身体が反応を始めてしまう。

「昨晩と同じ体験ができたら、もっと思い出すかもしれないなぁ。いろいろな事を。」

 

わたしは男に性奉仕を始めた。

少しでも。
少しでも、かすみの事を知るために。

 

 

- comment-

見た目ではあまりわかりませんが、髪の塗り方を少し変更。

もうちょっとで思うようなものが……できるといいんだけれども(^^;)


2009/11/14 紅茶男