「あやね隷記 -奉仕待ち-」

- novel -

男達に犯され続けた一日がもうすぐ終わる。

男達の性欲が吐き出された身体をシャワーで清めると、わたしは用意された水着を身につけた。

裏地が剥ぎ取られた身体の線がそのまま浮き出る水着。
それをまとい、シャワー室から自室へと戻るわたしに、すれ違う男達から野次が浴びせられた。

やっぱりいい身体だ。明日も抱いてやるぜ。
今晩、その格好で犯られる気持ちはどうだ。

聞こえないふり。
それだけしかできないわたしは宛がわれた自室へと戻された。

睡眠を許される唯一の場所。

そこには既に男が一人待っていた。
でっぷりと太り、弛緩した身体を持つ、豚のような男。

「あやねちゃんと早くやりたくて、先にきちゃったよ」

知性の欠片も感じさせないこの男を満足させて、そして初めてわたしは休息を取ることを許される。

男が手招きをした。

眠るため。
今日一日を終わらせるため。

それだけを心に思いながら、わたしは部屋へと踏み入った。


 

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2009/11/07 紅茶男