「あやね隷記 -奉仕義務-」

- novel -

わたしの口の中へと精液を吐き終えた男は、満足げな笑みを浮かべながら身体を苛む下衆たちに加わった。
むきだしにさせられたままの私の乳房にしゃぶりつき、先端を舌で弄ぶ。

顔をしかめる。

その反応すら、いまのわたしには許されない。
次の男の汚らわしい性器が口に突きつけられた。

唇を開く。
あと、五人。

それがこれから先、わたしが舌で奉仕し、そして吐き出される獣欲の粘液を飲み込まねばいけない下衆達の数だ。
数え切れないだけ犯され、際限なく押し寄せてくる性欲処理のために監禁され、そして、また犯される。

四肢が自由であれば、ここにいる百を超える獣たちなど血の中に沈めてみせる。
いや、せめて小指の先程度でさえ自分の身体を自分の意思の下に置くことができるのであれば、陵辱者に性奉仕するなどという屈辱は知らずに済んだだろう。

だが、拒めば。

「昨日はかすみちゃんを後ろから犯ったんだけれどもさぁ」

口中を犯す男の言葉に、感情が一瞬で沸騰した。
だが、その反応が低俗達を喜ばせるだけであることは、日々繰り返される陵辱の中で教えられている。

だからこそ、平静を装う。 たいしたことではない、と。

圧倒的な力の前に、表向き従うのは恥とするべきものではない。
命を、身の安全を図り、生還する。
屈辱はその後に潅げばよい。

犯される。
だが、それがなんだというのだ。
ただ女の身体の構造上、男性器を受け入れることのできる場所に突き入れられ、その結果として射精が行われる。
それだけのことだ。

「あやねちゃんもいいけれども、かすみちゃんの膣内もいいんだぜ。こう、先端にひっかかる感じでさ。二回連続で中出ししちまってさ」

たいしたことではない。
そう自分に言い聞かせなければ、崩壊しそうな状況の中にわたしはいる。

男の腰の動きが動いた。
射精が近い。

この男は、これからわたしを犯す。
そしてその後は?

かすみもまたこの男に犯されるのだろうか。
この下衆たちに汚されるのだろうか。

しゃぶる。

わたしが奉仕を拒めば、この男達の欲望はかすみへと向けられる。
それをわずかでも阻むことができるのであれば……

わたしは。

先端を舐め回していた舌が男の絶頂が近いことを告げた。
私は根元まで汚らわしい肉棒を咥え込んだ。

2005/08/01 紅茶男
2007/06/26 novel 追加