「あやね隷記 -目覚め-」

-novel-

昨晩の陵辱の後、わたしの中に埋め込まれた淫具が動き出し、朝が来たことをわたしに告げた。

絶望に満ちた一日の象徴であるような男の股間に、わたしは胸をあてがった。
弛んだ身体。
本来ならば、指先を触れることも、いや、視界の端で動くことすら許さないだろうこの男を相手に、わたしは牝犬のように尻を突き出すことを強要され、そしてその姿勢のまま犯された。
屈辱に満ちた、狂いそうな時間。
それはこの男がわたしの中に白濁した欲液を注ぎこむことに飽きるまで続けられた。

その男を相手に、わたしは朝の奉仕を始めた。
胸を使い刺激を与え、先端部に舌を這わせる。
幾度となく強制されながらも、決してなれる事ができない牡の味と熱が身体に染み入ってくる。
男のものはすぐに硬直した。 それに快楽を与え、わたしを陵辱した相手に心地よい目覚めをもたらさない限り、わたしの朝の奉仕は終わらない。

そう、朝の奉仕。
これは始まりでしかない。

今日は、一体、どれほどの辱めを、どれだけの男達に受けるのだろう。
男の肉棒が震え始めた。
わたしのこれからを象徴するような射精感が胸を通じて伝わる。
わたしは強く目を閉じる。

他にも、わたしのような牝奴隷がいる、という。
その人達はこうしてわたしと同じような辱めを受けているのだろうか。

そして。
かすみもその中にいるのだろうか。

2004/09/11 紅茶男